萩の塚通信

岡山市の操山にある古墳の一つ「萩の塚」に関した様々を綴っております

やっぱり! イ〇〇〇の被害に遭いました

いつものように明けきらぬ前に萩の塚に到着して「えらく落ち葉や枝が落ちてるな」とは思った。

しかし明るくなるにつれて「なんやこれは!」

いつものような葉っぱや枝の散乱が、雨や風による仕業ではないことに気が付いた。

 

 

 

萩の塚正面の岩に土交じりの草や根が垂れ下がり、さらにそれらが躙り口にまで落ちている。

その原因がわからず釈然としない中で、とりあえずいつものように萩の塚の塚主さんや塚衆に抹茶を点てて、早めに掃除に取り掛かる算段を頭に描いて抹茶を頂いた。

 

 

 

茶道具を片付け掃除道具を取りに行こうとして、道端に30センチ大の石が転がっており、ふと萩の塚斜面がえらく荒れていることに気が付いた。

ここは貴重な吉祥草が群生している場所である。

 

 


そして萩の塚の上に上がってみて荒れた原因が理解できた。塚の上部を覆っていた吉祥草を含めた草や木や笹の根などは、ハゲ山のように土が剥き出しになっていた。そして古墳の岩にまで届くほど土を大きく掘り返している。おそらくイノシシである。しかしイノシシが道端を掘って歩いた痕跡は毎回見かけているが、ここまで大きく深く掘ったのは見たことがない。1匹ではなく大きなイノシシが数等いるのかもしれない。

 

 

 

 

 

とりあえず今日のところは、おおまかな部分の掃除だけをして帰ることにした。

そして効果の有無は別にして次回に猫の忌避剤を持ってきて撒くことにした。

人間界とは比べるべきもないが、萩の塚にとっては大事件である。